【留学と私】その60「SARS(4)」

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もちろん、「外国人のお客様」を預かっている国際教育学院としても、
ただ注意を喚起するだけでなく、具体的な対策を取らないといけません。
 
という訳で覚えているものの一つが、院内での薬品散布です。
日本でいう保健所とかに当たる方だと思いますが、
マスクをして薬品が入ったボンベを背負い、白い薬剤を撒いて行きます。

もし散布しているその場にいたら、間違いなく
SARSに感染する間もなく死んでいたことでしょう(笑)
 
というのも、中国人には
「やるなら徹底的にやる、やらないなら全くやらない」
という、非常にデジタルな面があるのです。
そこから考えると、散布された薬品は人体への影響など微塵も考慮されていない
超高濃度であったのはほぼ確実と思われます。
 
他に「得体の知れない薬を飲まされそうになった」ことも覚えています。
真っ茶色の、見るからに「私苦いでーす」と言わんばかりの漢方の煎じ薬が、
留学生全員に配られましたが、一体何人が飲んだか定かではありません。

私はとても優しい人間なので、自分よりも院内の植木がSARSにかかることを心配し、
その薬を植木に飲ませてあげました(笑)

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