【時事中国語】南水北调

中国は「南船北馬」(南は船で、北は馬で移動する)という言葉があるくらい、
南方は水資源が豊かですが北方はとても少ないです。
特に近年、急激な工業化などに伴い北方では水資源が特に欠乏しています。

この問題を解決しようという国家プロジェクトが
南水北调工程 nan2 shui3 bei3 diao4 gong1 cheng2
です。

簡単に説明すると、長江の上流・中流・下流からそれぞれ北に
長さが1,000km以上にも及ぶ水路を伸ばし、
首都・北京を中心とした北方に水を供給しようと言う壮大なプロジェクトです。

上流・中流・下流の水路をそれぞれ
西线(xi1 xian4、西線)中线(zhong1 xian4、中央線)东线(dong1 xian4、東線)
と呼びます。

まず最下流の「东线」は2002年末に着工されました。
江蘇省揚州市から北に伸びた水路は途中で分岐し、
北ルートは天津近くまで、東ルートは山東半島の先端・威海まで伸びます。

中流の「中线」の着工は、「东线」のちょうど1年後・2003年末。
漢江の丹江口ダムからほぼ真北に伸びた水路は
河南省鄭州市・河北省石家荘などを通り、北京・天津に至ります。

そして「西线」、こちらはまだ着工されず検討段階です。
というのも、長江と黄河の高低差が数百メートルもあること、
標高自体が3,000m~5,000mという高原地帯であり、
工事作業者が高山病にかかる恐れがあること、などが理由に挙げられています。

以下のページをご覧になると、この規模が如何に壮大かわかります。
http://urx.nu/d5S3


この「南水北调」プロジェクトは、中国国内でも意見が真っ二つに分かれています。

まず反対派は、
「工事費が莫大」「多数の住民が移転を迫られる」「生態系の変化」
「供給量が多かった場合・少なかった場合の影響」
など実に様々な影響を懸念しています。

また上記理由とは別に
中国の水道代は安すぎるために大量の無駄遣いが発生している。
 水道代の値上げなどを行わないと根本的な水不足の解決にはつながらない」

という意見もあります。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41834

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これに対し賛成派の意見としては、
「長江の水は大量にあるので一部を北方に回しても問題ない」
「指摘されているマイナス面も、予防策を採ったり補償を行うことで、
 その影響を最低限に抑えることが可能」
ということを理由に挙げているようです。


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