【留学と私】その29「日本語学校(1)」

さて、9月からお待ちかねの授業が始まった訳ですが、
実はその前、8月中にもひとつの出来事がありました。
 
入寮も済ませ、後は授業開始を待つのみ!というある日、
国際教育学院(留学生受け入れ・教育施設)の院長である
ウルジー先生から呼び出しがかかりました。
何だろうと思って行ってみたら
「知り合いが日本語学校を経営していて、
 日本人の先生を探しているのだが手伝ってもらえないか?
という依頼でした。
 
実は中国では、外国人の就労は厳しく制限されており、
よっぽど「この人でなければならない」という特種スキルがない限り
仕事をするのは表向きは不可能なんです。
にもかかわらず、学校の先生が仕事を紹介してくれるなんて
「さすが中国!
 『法治国家』でなくて『人治国家
 と呼ばれるだけのことはあるなー」
なんて思ってしまいました。
 
もっとも、こう思ったのは中国をよく知るようになった後日の事で、
当時はそんな状況だったとは露知らず、
また今でこそ中国語講師と言う、人にモノを教える仕事をしていますが
当時は正式に「先生」というものをやったことはなく
本当にできるのかな?という不安はありました。
その不安をぶつけてみると、先生からは
「大丈夫、心配しなくていい」
というお返事をいただき、
何事も経験、いっちょやってみっか!」
ということで、引き受けることにしました。
 
後日、日本語学校の先生から連絡があり学校へお邪魔。
フフホトの中心部から北西へ向かい、やや寂れ始めた辺りの所に
「内モンゴル水利学校」という専門学校?があり、
その中のいくつかの部屋を借りて
「藍野日本語専修学院」はありました。
 
雑談も交えつつ具体的な話を少しし、
9月の開講と当時に私の授業もスタート、
使用する教材は『みんなの日本語(大家的日語)』という会話本、
私が担当するのは週2回、中級の会話クラス、
などなどのことが決まったのでした。



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