【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】言い間違いは「宝物」

中国語ネイティブの方と日本語で話をしていて、
「その日本語、言い方が変!」
という場面にはよく出くわすと思いますが、その時に
なぜそのように間違えたんだろう?
と考えたことはありますか?

母国語を直訳して日本語にしているという現象、
実は意外に多かったりします。
なので、外国人が日本語を言い間違える、その間違え方から
その母語の正しい言い方を推測することができることもあります。

例えば「これは私が彼にあげる本です」という言い方です。
日本語には「の」は入らないですね。
そこから
「ひょっとしたら『给他(彼にあげる)』と『书(本)』の間に『的』が入るのでは?」
と推測可能なわけです。

さらに、
「5年前、私は北京に住んでいます
「3年前、私は大学生です
みたいな言い方をしているのを聞いたことはありませんか?
この言い方は「中国語には動詞の過去形がない」ということに由来する誤用です。

中国語の「時制」に対する考え方は「了」の用法と密接な関連があり、
特に過去の表し方は日本語とはかなり異なります。
それが原因で、上記のような日本語文になる訳です。

あと「もうあります」と言うつもりで
「もうありました」という言い方も聞いたことがあります。
これも、中国人自身が「了」を過去形だと誤解した結果です。
(私の個人レッスンの生徒さんにはしつこく言っていますが、
「了」に過去の用法はありません!

と言う訳で、やや高等テクニックになるかもしれませんが、
ネイティブの言い間違いからその言葉の正しい言い回しを考えてみる
という視点を、少しずつ採り入れてみてはいかがでしょうか?

逆に中国語ネイティブの方は、我々日本人の「変な中国語」から
「正しい日本語の言い回し」を推測するのも面白いと思います!

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