【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】「ウミガメ」と「昆布」

今回の【ワンポイント中国語】は、ちょっと趣向を変えて中国の時事ネタのご説明を。

海外留学し中国に帰国した人のことを中国語で
海龟族(hai3 gui1 zu2)」といいます。
正しくは「海归族」(日本語の漢字では「海帰族」)なのですが、
「海归」と「海龟」の発音が全く同じであることから
留学帰国組のことを「海龟族」と呼んでいます。かけ言葉ですね。

ただ「海龟族」はみんながみんな優秀か?というと、そうとは限りません。
先進国の進んだ技術や考え方をマスターしたものの、それが中国に必ず合うとは限らず、
また「海龟族」はプライドが高くて上司の指示を聞かなかったり
法外な給料を要求したりという傾向があったりで、
「海龟族」が敬遠されるという部分も存在するようです。

そして、帰国したものの職にありつけない「海龟族」たちは
「帰国後に就職を待っている」ということで
海待族」(hai3 dai4 zu2)と呼ばれるようになりました。
ちなみに「海待」は「海带」(昆布)とこれまた発音が全く同じであるため
海带族」となった、という訳です。

ちなみに「海龟」が外国産(?)であるのに対し、
土龟」(tu3 gui1)は海外経験こそないものの、国内で堅実に努力し、
また「海龟」のような高望みも無く上司の指示もよく聞く、ということで
国内では再評価され始めているそうです。

※これらの言葉は最近生まれたばかりという訳ではありません。
 数年前に初めて聞いたときには「海龟族」ではなく「海龟派」(hai3 gui1 pai4)
 という言い方がされていましたが、
 最近は「海龟族」という表現を目にするようになったので合わせておきました。

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