【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】「中国語」の中国語

なんかまぎらわしいタイトルですみません(笑)

「日本語」という言語の事を、日本語では「日本語」としか言いません。
「日語」などとは言いませんよね。

それに対し、中国語には「中国語」という意味の単語は複数あります。
今回は、それらの「中国語」という単語のご紹介です。

まず「汉语」。
これは中国北方を中心に使われる事が多いです。
実際、私が留学していた内モンゴルでは、この単語を圧倒的によく聞きました。

次に「中文」。
これは中国中南部や台湾で使用される事が多いように思われます。
「中文」以外の単語を使う台湾人を見た事がないし、また台湾人の友達曰く
「中華圏ではほとんど『中文』がよく使われる」そうです。

あと、香港では「华语」という言葉も耳にしました。
ちなみに「中国語を話す」という文は、
上記「汉语」「中文」を使った場合は動詞「说」がよく使われますが、
「华语」については「讲」が使われていました。

というように、大雑把に言ってしまえば違いは原則「地域差(あとは個人差)」です。
だから、中国北方で「中文」と言っても通じるし、
また「说华语」と言っても何の問題もないと思います。

では、なぜわざわざこんな話をしているのか?というと、
それは「聞くときに困らないようにするため」です。
例えば「汉语」しか知らない方が「华语」という言葉を初めて聞いて
「え?何それ?」とならないようにするためです。

「入乡随俗」(郷に入り手は郷に従え)ではありませんが、
行く先々、または付き合う友人ごとに言葉を使い分けられれば楽しいし、
そこまで行かなくても「聞いてわかる」というのはとても大切です。
「中国語」という単語に限らず、たなっくの個人レッスンでは実際
この単語は使えなくてもいいので、聞いてわかるようにしましょう
とよく生徒さんに言っています。

あと、ちょっと例外的?な言葉として「汉文」という言葉もあります。
ネイティブによると、この単語は
「みやびた響きがする」「古文を連想させる」そうです。

●南京農業大学副教授の中国語レッスン●
●お申込・お問い合わせはこちらからどうぞ!!●

yeheamtatai★gmail.com(★を「@」に書き換えてください)
またはこちらをクリックしてもメール送信画面を開けます。


スポンサーサイト

【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】数字の読み方

中国語の数字の読み方のルールは、けっこう日本語と異なります。
今回は、中国語で数字を読む際のルールについて、桁ごとにまとめてみます。

●一桁:「2」のみ日本語と異なる場合があります。
「2」を表す単語には「两」と「二」があり、「两」は主に数量が2であることを、
「二」は順番が2であることを示します(より詳細な違いはこちらの記事をご覧下さい)。
http://yeheamtatai.blog.fc2.com/blog-entry-159.html

●二桁:日本語と全く同じです。
個数を数える場合でも「12」は「十二」であり「十两」とはなりません。

●三桁:日本語とかなり異なります。
百の位が「1」の場合は「一百」と読みます。例:135は「一百三十五」
・百の位が「2」の場合は「二百」「两百」のどちらでも構いませんが、「两百」がよく使われます。
十の位が「1」の場合、「一十」と読みます。例:319は「三百一十九」
・十の位が「0」の場合、日本語では読み飛ばしますが中国語では「零」と読む必要があります。
 例:506は「五百零六」
・十の位が「0」以外で、かつ一の位が「0」の場合、最後の「十」は読んでも読まなくても構いません。
 例:410は「四百一十」「四百一」共に可(後者の方がよく言われます)。
 ただし、量詞がつく場合は「十」を省略することはできません。
・ルールではありませんが、中国語で「二百五」(250)は「馬鹿」という意味になってしまいます。
 なので、この数字に関しては「两百五十」と読む事が多いようです。

●四桁:ルールは三桁の場合とほぼ同じですが、四桁ならではの注意点もあります。
・千の位が「1」の場合は「一千」と読みます。
・千の位が「2」の場合は「两千」「二千」どちらも可です。
 (個人的には「两千」をよく聞きますが、ネット上ではどちらも使われています)
・百の位と十の位が共に「0」の場合、「零」は1回だけ読みます。例:1008は「一千零八」
・十の位と一の位が「0」の場合、「百」は省略可能です。
 例:2,300は「两千三百」「两千三」共に可(後者がよく使われます)
 ただし、量詞がつく場合は「百」は省略不可です。
・百の位と一の位が共に「0」の場合、最後の「十」は省略不可です。
 例:4,050は「四千零五十」です。「四千零五」と読むと「4005」になってしまいます。

●五桁~:原則、上記のルールの組み合わせです。
 ここまで来ると会話中にあまり出てこないので、それほど気にしなくて大丈夫です。

●南京農業大学副教授の中国語レッスン●
●お申込・お問い合わせはこちらからどうぞ!!●

yeheamtatai★gmail.com(★を「@」に書き換えてください)
またはこちらをクリックしてもメール送信画面を開けます。


【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】「~できない」いろいろ(助動詞編)

日本語では「~できない」の一言で片付けてしまう場面、
中国語ではいろいろな視点から、いろいろな「~できない」という言い方があります。
多すぎて、どう使い分けたら良いかわからない!」という方も多いと思います。
そこでここでは、助動詞を使ったいろいろな「~できない」という表現をご紹介します。

「不会~」は「能力がなくて~できない」です。
「会」は練習・訓練を積むことで獲得可能な能力を有しているかどうかを指します。
なので「不会游泳」と言うと「泳ぐという能力をまだ獲得していない」、つまり「カナヅチ」という意味です。

「不能~」は「不会~」とセットで比較される事が多く、
『会』で示される能力はあるが、外的条件によって実行する事ができない、許されていない」という意味です。
「不能游泳」と言うと、「泳げるんだけど(ケガ・病気などの理由で)泳ぐことができない、許されていない」という意味です。
また、下記「不可以~」との関連では「~したくない」というニュアンスにもなります(例:我不能告诉你)。

「不可以~」は「~してはいけない」という禁止を表すニュアンスが強いですが、
「不能~」と同じく「~することができない」
という意味でも使えます。ではその使い分けは?
「規則・習慣などで禁止されていること」についてはどちらも使用可能です。
例えば「お酒を飲んだ後は運転してはいけない」は
喝酒以后不能开车」「喝酒以后不可以开车」のどちらも可能です。
それに対し「条件が備わっていないこと」「希望しないこと」は「不可以~」で表すことは出来ず、
「不能~」のみ
を使う事になります(例:我不能游泳我不能告诉你)。

●南京農業大学副教授の中国語レッスン●
●お申込・お問い合わせはこちらからどうぞ!!●

yeheamtatai★gmail.com(★を「@」に書き換えてください)
またはこちらをクリックしてもメール送信画面を開けます。



【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】疑問文の作り方

「今さら疑問文の作り方だなんて・・・」と思われるかもしれませんが、
「ちゃんと理解できている方は意外と少ない」というのが実感です。

という訳で、基本中の基本でもある「疑問文の作り方」の説明です。

まず、英語と違い、疑問文であっても単語の並べ方は肯定文と変わりません
この点は日本語と同じです。
例:这是书。(これは本です)→这是什么?(これは何ですか?)

次に「吗」の使い方。
「吗」は、「はい・いいえ」で答えられる文の文末に用います
例:他是中国人。→他是中国人吗?

ただし、反復形を採っている文では、「はい・いいえ」で答えられても「吗」は使いません
例:○他是不是中国人? ×他是不是中国人吗?
  ○今天热不热? ×今天热不热吗?

上記のように動詞・形容詞の反復形の場合はもちろん、反復形が文末にある場合も同様です。
下記の文には、いずれも「吗」は使いません。
例:你明天走,是不是? 咱们三点见面,好不好?

疑問詞(いつ・どこ・誰など)があれば『はい・いいえ』で答えれらない、つまり
 疑問視がある文なら『吗』は使わない
!」
というのは早とちりです。例えば以下の2文をご覧下さい。
例:你知道他住在哪里吗? 你问过他什么时候来的吗?
いずれの文も「哪里」「什么时候」という疑問詞があるにもかかわらず「吗」が使われており、
しかもいずれも正解です。
理由は、それぞれ「どこ」「いつ」を尋ねているのではなく
「(どこだか)知っているか」「(いつだか)聞いた事があるか」を尋ねているからです。
やはり「はい・いいえ」で答えられるので「吗」を使う事になります。

●南京農業大学副教授の中国語レッスン●
●お申込・お問い合わせはこちらからどうぞ!!●

yeheamtatai★gmail.com(★を「@」に書き換えてください)
またはこちらをクリックしてもメール送信画面を開けます。


【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】どの教科書にもない説明!第三声







ブログをご覧下さり、ありがとうございます。
1日1回、応援のワンクリックをお願いいたします!

↓ ↓ ↓

にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ
にほんブログ村

第三声は、決して難しい声調ではありません。
しかし、中国語スクールでネイティブ講師から「正しく発音できていない」と指摘されるのも第三声だったりします。
なぜか?

それは「『え~?』と疑う時のように、ゆったりしたVの字を描く」という説明に原因があります。
実際の会話では、Vの字ではなく「低く抑えっぱなし」という場合の方が圧倒的に多いです。にもかかわらず、一般的に認識されている「Vの字」という説明しかしない講師が非常に多く、それを忠実に守って発音している学習者の発音が「正しくない」と指摘されてしまうのです。

で、ここからは「たなっく流」の三声解説です。
(なお、このお話は「三声一文字の発音」です。
 「三声が連続する場合、前の三声が二声に変化」というルールは別です)

まずお伝えするのが「『Vの字』は忘れてください!」ということです。「文のどの位置に来ようが関係なく、常に『低く抑えっぱなし』」です。

では「Vの字」は嘘なのか?というと、決して嘘ではありませんが、Vの字になるケースはかなり限られています。
「文末であること」かつ「感情をこめたい場合」のみVの字になることがある
という程度です。

「感情をこめる」という点がわかりづらいかもしれないので、説明します。

例えば「你好」などのあいさつは、基本的に気持ちをこめる(というかこもっている)ので、「好」の部分はVの字で発音されることが非常に多いです。

それに対し、「六時」は中国語で「六点」と言い、「点」は第三声です。
で、「今何時?」「六時」という会話の場合、ふつう「六時」に感情をこめることはないですよね。なのでこの場合「点」の三声は一般的に「低く抑えっぱなし」になります。

●南京農業大学副教授の中国語レッスン●
●お申込・お問い合わせはこちらからどうぞ!!●

yeheamtatai★gmail.com(★を「@」に書き換えてください)
またはこちらをクリックしてもメール送信画面を開けます。






GO TOP