【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】発音によって意味が変わる文字(その2)

少し前のコラム「発音によって意味が変わる文字」が予想以上に大好評だったため、
「その2」として新たにご紹介することにしました。

●「只」:「zhi1」は動物などを数える量詞。「zhi3」は「ただ~なだけ」という意味。

●「济」:通常は「ji4」。地名の場合は「ji3」となります例:济南(山東省の省都)。

●「切」:「切る」という意味の場合は「qie1」。その他の場合は「qie4」。例:「一切」

●「会」:「会计」の場合のみ「kuai4」。その他の場合は「hui4」。

●「觉」:「睡眠」という意味の場合のみ「jiao4」。例:睡觉。その他の場合は「jue2」。

●「给」:「供给」の場合は「ji3」。その他の場合は「gei3」。

●「种」:「zhong3」:「たね」。「zhong4」:「種をまく、栽培する」の意味。例:种地。
     苗字の場合は「Chong2」と読む。

●「行」:「良い、OK」という意味の場合は「xing2」、「業務」という意味の場合は「hang2」。例:银行、行业。

●「难」:「nan2」と読むと「難しい」。「nan4」と読むと「災難」の意味。

●「系」:「ji4」:「結ぶ」。例:系领带(ネクタイを締める)。その他の場合は「xi4」。例:法律系(法学部)。

●「少」:「shao3」は「少ない」。「shao4」は「若い」。例:少年。

●「得」:「de2」は「得る」という動詞。「dei3」は「~しなければならない」という助動詞。
     「de」と軽声で読む場合、その後ろが補語であることを表す。

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【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】似た意味の単語

中国語の「高」と「贵」は、日本語訳は共に「高い」ですが、
両者を区別することは難しくありません。

ただ、全てが全てこういう訳には行かず、むしろ
「違いがわかりづらい」という方が多いかもしれません。

そこで、日本語にすると似たような意味を持つ単語の組み合わせのうち、
日常会話でよくお目にかかるものを採り上げて違いを説明していきます。

●早、快
 「早」は「ある基準より時期が前」という意味で、日本語の「早い」。
 「快」は「物事の進む度合いが大きい」という意味で、日本語の「速い」。

●慢、晚
 「慢」は「物事の進む度合いが小さい」という意味。
 「晚」は「ある基準より時期が後ろ」という意味。

●热、烫
 「热」は、鈍い「あつい」(「鈍い」とは、気温が高くて「あづい~」というあれです)。
 また、料理や水に対しても使われる。
 「烫」は鋭い「あつい」(「鋭い」とは、鉄板などに触って「あつっ!」というあれです)。

●凉、冷
 「凉」は「涼しい」。また、料理や水などの温度が低いときの「冷たい」にも使われる。
 「冷」は「寒い」。主に気温関連。

●盒、箱
 どちらも「はこ」という意味ですが、「盒」は相対的に小さく「箱」は大きめ

●脚、腿
 「脚」は足首よりも先の部分を、「腿」は足首よりも上の部分を指す。

●写、画
 「写」は文字を「書く」「画」は絵を「描く」

●坐、骑
 「坐」は「乗る」全般。中でも、またがって乗る(自転車、バイク、馬など)場合は「骑」

●坐、上
 「坐」は交通手段として「乗る」。「坐火车」は「手段として列車に乗る、列車を利用する」。
 「上」は、体を乗り物の中に移動させる動作を指す。「乗車(乗船、搭乗)する」という意味での「乗る」。

●低、矮
 「低」は、下(地面)からの距離が短いことを指す。例えば標高など。
 「矮」は、物の丈が短いことを指す。例えば身長など。

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体験レッスンの感想

本日、とある方の個人レッスン(体験)をしました。
と言っても中国語初学者ではなく、中国に数年の滞在経験を持ち、仕事で中国語を使っている方です。
という訳で、以前勉強会用に作成した
・「『了』の使い方」
・「『不』と『没』の違い、『在』と『有』の違い」
を教材としました。

自ら「会話は問題ない」と豪語していただけあり、ほとんどの部分は全く引っかからずクリアしていきましたが、
やはり数箇所「何となく使えてはいたけど・・・」という箇所がありました。
終了後、「日本人から説明を受けたのは初めてで、今までもやもやしていた部分がはっきりした。
非常に良かった」という感想を頂きました。

特に「了」の使い方!
あれだけ話せる方でもやっぱり「『了』には過去形の用法がある」と誤解されていたようです。
「了」は本当に日本人泣かせな文法だなー、と改めて思いました。

という訳で、18日の勉強会@東京駅では「了」の使い方について説明します!
何が何でも聞いていただきたい内容になっています。
http://yeheamtatai.blog.fc2.com/blog-entry-157.html

15日・25日開催の勉強会@池袋も合わせて、引き続き参加者を募集しております!
http://yeheamtatai.blog.fc2.com/blog-entry-161.html

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【南京農業大学副教授のワンポイント中国語】注意すべき二重母音の発音

「hao」「xiao」などのように、母音が複数並んでいるものを複合母音と言います。
複合母音は更に、母音が2つ並んでいる「二重母音」と、3つ並んでいる「三重母音」に分かれます。

複合母音は、日本語と全く同じ発音で良い物もあればそうでない物もあります
また表記されているピンインとは事実上の発音が違うという物もあり、なかなか厄介です。

ここでは二重母音に焦点を絞り、注意すべき物について説明をします。


●「ou」:「o」の部分は、実際は「e」の発音(「え」の口で「お」と言おうとする)です。
 「后」は「ホウ」でも通じますが、厳密には「ホ」を「エ」の口で発音します。
 また「ウ」もはっきり発音します。
 「おうさま」の「う」は実際には伸ばして発音しますが、中国語でははっきりと「ウ」の発音です。
 
●「ia」:日本語の「ヤ」になりがちですが、「イ」も「ア」もはっきり発音します。
 「下」は「シャー」ではなく「シア」「家」は「ジャー」でなく「ジア」です。

●「ie」:日本語の「いぇー」になりがちですが、「イ」「エ」ともにはっきり発音します。
 「谢」は「シェー」ではなく「シエ」です。
 「姐姐」も「じぇじぇ」ではなく、「エ」をはっきり発音し「ジエジエ」となります。

●「ua」:ピンインと実際の発音が異なります。「u」は、ここでは「o」の発音になります。
 「花」は「フア」と読みがちですが、正しくは「ホア」です。
 更に「ホァ」ではなく「ア」もはっきり発音してください。

●「uo」:基本的には日本語の「ウオ」なのですが、日本語だと口の動きが少ないため
 「u」と「o」のはっきりと区別して発音する事がしづらくなります。
 なので「u」はストローを吸うようなおちょぼ口をしっかり作って「ウ」
 逆に「o」は小指が1本入りそうなくらい口を縦に大きく開けて「オ」と発音します。
 または「uwo」という意識ができればそれでも構いません。

●「ue」「üe」:いずれも「ウエ」ではありません。「u」も「ü」の発音
 つまり「u」の部分は口をしっかり絞って「イ」と発音しようとします。
 なので「jue」「que」「xue」「yue」のいずれも、母音は「ウ」にはなりません(カナ表記不可)。
 「e」の部分は「エ」になります。

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2月度【たなっく中国語勉強会】@池袋

池袋で開催の「2014年2月たなっく中国語勉強会」のお知らせです!
テーマは・・・
 (1)日本人にとってわかりづいらい文法解説
 (2)自己紹介で発音・会話練習


(1)日本人にとってわかりづいらい文法解説

以前「日本人が間違いやすい文法」というテーマで勉強会を開催しました。
趣旨は同じで、日本人にとってわかりづらい、間違いやすい文法の解説をします。
今回は「『是~的』構文」「『就』と『才』の違い」「3つの『ちょっと』(一会儿、一点儿、一下)
の3つを採り上げます。

文法解説度:★★★★★(わかるようで意外とわからない、モヤモヤをはっきりさせます)
発音練習度:★☆☆☆☆(文法の解説に特化した内容となります)

【こんな方にお勧め:初級~中級卒業レベル】
「3つの「ちょっと(一会儿、一点儿、一下)」は、いずれも中国語学習の初期から出てくる単語なので、学習を始めて間もない方にとっても、違いをはっきりさせる有益な機会です。
「『就』と『才』の違い」に至っては完全にニュアンスレベルの違いなので、かなり学習経験がある方でも使いこなせなかったりします。逆に、この違いがわかることで文が引き締まり、ネイティブ度がUPします!


(2)自己紹介で発音・会話練習

「中国語で会話できるようになりたい」
これは全ての中国語学習者に共通することです。
そして、中国語で話すという事は中国人との出会いがあり、必ず最初に自己紹介をするということでもあります。
そこで、自己紹介でよく使う表現を使って発音練習をします。
ここで勉強した内容が、応用することなく直接実戦で使えてしまいます!
また冒頭にて、基礎的な声調の発音練習も行います。

発音練習度:★★★★★(口の形、舌の使い方など意識しづらい所まで細かく解説します)
文法解説度:★★★☆☆(関連表現の文法解説も多少行う予定です)

【こんな方にお勧め:初級~中級レベル】
中国語の発音は、学習歴が長くなればなるほど癖を修正するのに苦労します。
学習を始めてあまり日が経っていない方に特に聞いていただきたい内容です。
もちろん、中級レベル以上の方にとっても発音確認の良い機会となります!


●日時
 2月15日(土)13:00~14:30 日本人にとってわかりづいらい文法解説
 2月15日(土)15:00~16:30 自己紹介で発音・会話練習
 2月25日(火)19:30~21:00 日本人にとってわかりづいらい文法解説

※ご参加表明の際、何日のどのコマをご希望か明記して下さると助かります。


●場所
 池袋勤労福祉会館 5階 和室(案内板:「たなっく中国語勉強会」)

 池袋勤労福祉会館(豊島区西池袋2-37-4)
 http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/

●定員:限定18人(先着順です!!)

●参加費(教材費込み):
 初めて参加の方:無料!!
 2回目以降の方 :500円

 ※たなっくの個人レッスンを受けている方は、毎回無料でご参加いただけます。

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たくさんの方のご参加をお待ちしております!

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講師紹介:田中 英和(たなか・ひでかず)
2001年、中国・内モンゴル自治区へ植林ボランティアに行った際に
「カタコトでもいいから現地人と直接自分の言葉でコミュニケーションを取りたい」
と強烈に思い、帰国後独学にて中国語を開始。
2002年、勤務していたIT会社を退職し、9月より内モンゴル大学国際教育学院へ留学。
中国語・モンゴル語を学びつつ、日本人留学生に中国語を教える。
2005年9月に旧HSK9級(新HSKの筆記6級、口試高級に相当)合格。
2007年に帰国後、IT会社勤務を経て中国語講師となり現在に到る。

留学中の研究テーマは「日本人のための中国語学習」。
苦労の末、発音はほぼ独学でマスター。
趣味は中国株投資、モリンホール(モンゴルの楽器。日本語では「馬頭琴」)演奏。

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