【故事から理解する成語】说曹操,曹操就到(3)

あと、意外に気付きにくいことですが、日本語では
「曹操の話をす『れば』」
のように、前後の文をつなげる働きをする言葉が文中にありますが、
中国語においてはこの手の単語は省略されることが非常に多いです
(ちなみに、「就」に「たら、れば」の意味はありません)。

そのため、中国語を和訳する際、文の前後関係に注意しないと
訳を間違えて文のつじつまが合わなくなる、ということがあり得るので注意が必要です。
 
最後に発音、特に「cao」というピンインは、絶対に声調を間違えずに読んでください!
さもないと、とんでもない単語に聞こえてしまいます(^_^;)
あまりにもとんでもない意味なので、
パブリックな場ではとてもお話できません(あと女性にも笑)
我々外国人がその言葉を発してしまっても笑い話で済むと思いますが(それも相手によるかも・・・)。


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【故事から理解する成語】说曹操,曹操就到(2)

「噂をすれば影」
に相当するこのことわざですが、これ自体非常によく使われるだけでなく、
文法・発音面でもかなり勉強になります。
 
まず「说」の使い方ですが、中国語がかなりのレベルに達している方でも使い方を間違えます。
「曹操に話をする」という意味で「说曹操」とする方が意外に多いですが、これは間違いで、
正しくは「曹操について話をする」です。
「说你」を誤って使ってる方、多いんじゃないですかー?
 
「あなた『に』話す」は「跟」を使い「我跟你说」としましょう!
 
次に「就」、これは完全にニュアンスを表す語のため、どう頑張っても「訳す」事は不可能です。
ここでは「積極的なニュアンスを表す」とだけお伝えしておきます。

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【故事から理解する成語】说曹操,曹操就到(Shuo1 Cao2 Cao1, Cao2 Cao1 jiu4 dao4)

前回の「死孔明吓走活仲达」に引き続き(ずいぶん間が空いてしまいましたが)、
このことわざも三国志が出典です。
ただ、これについては物語をご紹介するまでもなく、
表面的な意味がわかれば充分理解可能です。
 
まず「曹操」とは、三国時代の初期から中盤にかけて活躍した主人公の一人で、
同じく主人公の一人である劉備(刘备 Liu2 Bei4)と時には共に戦い、
時には矛を交えたライバルです。
 
そして意味ですが、
「说曹操」で「曹操の話をする」、
「曹操就到」が「曹操が到る(来る、現れる)」ということで、
直訳すれば「曹操の話をすれば曹操が現れる」、つまり日本語の
噂をされば影がさす
に相当します。
 
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【故事から理解する成語】死孔明吓走活仲达(2)

このことわざは文法的視点からも解説に価するので、簡単にご紹介します。

まず「死」で日本語と同じく「死ぬ」の意味ですが、日本語ではこうはっきり言うことは少なく、
「亡くなる」「永遠の眠りにつく」
などと婉曲的な表現を使うのが一般的です。
その点は中国語も同じで、「不在了」「没有了」(いなくなった)などと言ったりします。

次に「吓走」、ここには「結果補語」という日本人泣かせの文法が使われています。
結果補語とは簡単に言うと
「動作の結果どうなったかを表す文法」
とでもなるでしょうか。

ここでは

「吓」(驚かす)という動作の結果、仲達が「走」(走る、逃げる)という結果を引き起こした

と理解するのが正解です。

結果補語は非常によく使われる超重要文法ですが、
日本人には馴染みのないものであるため習得が非常に難しく、
間違って覚えてしまっている方も多いです。
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【故事から理解する成語】死孔明吓走活仲达

死孔明吓走活仲达
(si3 Kong3 ming2 xia4 zou3 huo2 Zhong1 da2)
 
死せる孔明、生ける仲達を走らす
と訳されるこの成語は、三国志ファンなら感動の余り震えが走る、
三国志のクライマックスと言っても過言ではない名シーンから生まれました。
 
3世紀中盤、蜀(Shu3)の国と魏(Wei4)の国が戦争していました。
蜀には孔明(Kong3 ming2)、魏には仲達(Zhong1 da2)という優秀な軍師がおり、
両者の実力は拮抗・・・という訳では実はなく、孔明の方が一枚も二枚も上手で、
仲達も恐れをなしていました。
 
戦時中のある日、仲達は占星術で孔明の死を知り、蜀軍に攻撃をしかけますが、
死んだと思われていた孔明が敵陣にいるのを見た魏軍はそれだけで敗走して行きました。
後日、孔明の死は事実であり、仲達が見たのは孔明の木像であると知った仲達は
「私は死んでも孔明には敵わない」
と感嘆するのでした。
 
という訳で「死孔明吓走活仲达」という成語は
偉大な人物は死後にもなお影響を及ぼす
という意味で使われています。


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